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ショウジョウトンボ

Crocothemis servilia mariannae

猩猩王 ショウジョウというのは「猩猩」、今ではオランウータンのことだけど、元々は架空の動物で日本では赤くて酒好きということになっている。生ゴミにすぐにたかってくる小バエは、特に発酵したものに来るため、酒好きということでショウジョウバエ。一方、ショウジョウトンボは真っ赤いけの故に名付けられた。
 赤トンボというと、広義には赤いトンボ全般、でもベニイトトンボは入らないらしい。もう少し狭義だとアカネ属、そうするとショウジョウトンボやハッチョウトンボは真っ赤いけでも入らない。
 裏山の池や公園とかあちこちで普通に見られるが、山地ではあまり見ない。

ショウジョウトンボ

 夏のトンボ。なので尻尾を上げている体勢、いわゆるオベリスク体勢をよく見る。
2015年8月1日

ショウジョウトンボ

 羽化してしばらくは黄褐色。陽が当たると黄金色に見える。個人的には真っ赤いけになってからより、こっちの方が好き。
2017年5月21日

ショウジョウトンボ

 成熟した♀。ウスバキトンボかと思うけれど、尻尾の先が違う。クロイトトンボが食われてるけど,食われながらも♀を離さない。
2023年6月27日

ショウジョウトンボ

 一見すると♀だけど「半分は赤でございます」。向こう側の体色や複眼、デコは赤く、前胸も左右できれいに分かれている。昆虫でよく見られるというギナンドロモルフ。尾端も左右で♂♀半分づつ。
 とっ捕まえて送ればガチのトンボ屋さんは喜びそうだけど、採取禁止の池で、そもそも採取用具も持ってない。
2023年6月28日

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