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ヒラサナエ

Davidius moiwanus taruii

アカショウビン モイワサナエの富山から岡山にかけて分布する亜種。なので「モイワサナエ」としてもいいんだろうけど亜種独自の名前が付いてるんだから、「ヒラサナエ」とした。
 ダビドサナエによく似た小形サナエで、最初に撮ったのは、名前の由来となった比良山系ではなく、アカショウビンを見に行った市内、それも同じ区内の湿地で♀だけだった。ダビドサナエにも前部黒条の切れたタイプがいて、ネットで調べると、違いは頭を取りはずしてチェックするとあった。でも、アラレちゃんでもあるまいし、いくら見てても頭を取り外してはくれないので確信は持てなかったけど、後に同じ湿地で♂も見かけた。同じ区内だし、風景もいいし、誰も来ないし、狭い範囲の中で見られるということで、毎年行ってる。。

ヒラサナエ

 裏山の奥で最初に見かけた♀。
 当時は、環境などの状況から、たぶんヒラサナエだろう、と思っただけだった。
2016年6月4日

ヒラサナエ

 後にその湿地に行った際に、最初に見た場所の細流が枯れてしまっていて見つからなかった。数年後に、同じ湿地内の別の細流沿いに♂が数匹いるのを見つけた。成虫は飛ぶんだから、その程度は移動しても当たり前だろうけど、その後に行ってみても、なぜか極めて狭い範囲でしか見つけられない。
2022年6月2日

ヒラサナエ ヒラサナエ

 交尾と♀の産卵。この湿地は、背の高い草がなく、低い草とハンノキの疎林になっていて、樹上と地上を往復しているようで、木漏れ陽の中で飛ぶと目で追い切れなくて、撮るにはいい条件ではない。それでも定期的に行ってると、繁殖シーンも見られる。
2022年6月9日

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