
モイワサナエの富山から岡山にかけて分布する亜種。なので「モイワサナエ」としてもいいんだろうけど亜種独自の名前が付いてるんだから、「ヒラサナエ」とした。
ダビドサナエによく似た小形サナエで、最初に撮ったのは、名前の由来となった比良山系ではなく、アカショウビンを見に行った市内、それも同じ区内の湿地で♀だけだった。ダビドサナエにも前部黒条の切れたタイプがいて、ネットで調べると、違いは頭を取りはずしてチェックするとあった。でも、アラレちゃんでもあるまいし、いくら見てても頭を取り外してはくれないので確信は持てなかったけど、後に同じ湿地で♂も見かけた。同じ区内だし、風景もいいし、誰も来ないし、狭い範囲の中で見られるということで、毎年行ってる。。
この4日後に「胸部側面の前の黒条が途中で切れた」ダビドサナエを見て、こりゃホントにヒラサナエかとも思ったけど、環境などの状況や大顎基部の黄班がないことで、たぶんヒラサナエ、だったらあたりに♂や他の個体がおらんか探そう、と思うきっかけになった。
2016年6月4日