源流域にいる小形のヤンマ。ミルンというのはくまのプーさんじゃなくて、明治のお雇い外国人で地震学の人。なんでヤンマの名になったかはわからない。
春の渡り鳥を見る副産物がヒメクロサナエなら、秋の渡り鳥を見る副産物がこのミルンヤンマ。夏には羽化してるらしいけれど、林内で昼間はおとなしくしていて黄昏時にしか行動しないらしい。ところが秋らしくなってきた頃には、近所の山麓に探し行くと、白昼堂々と渓流沿いを飛び回るようになるし、そこらに落ちてる朽ち木に留まって産卵している♀も見かける。クロジが来る頃には、その山麓に頻繁に行くようになるのだが、その頃でもまだ産卵してるのを見かける。
近所の川の上流あたりでも、秋の実を食べに来るトリを見てると、昼間から林道を飛んでるやつがいる。そういうのは撮れん。
2014年9月26日